
千葉市出身。ニューイングランド音楽院(米・ボストン)声楽科を演奏優等賞を得て卒業。
国立音大音楽研究所研修課程を修了、バロック音楽の研鑽をつむ。多くのバロックオペラに参加するほか、バッハ「マタイ受難曲」、ヘンデル「メサイヤ」、ハイドン「ネルソンミサ」、モーツァルト「レクイエム」等、宗教曲のソリストをつとめる。
またアカペラや古楽器とのアンサンブルに力を入れ、中世・ルネサンスの演奏にも多く携わっている。これまでに「バッハ・コレギウム・ジャパン」「カペラ」「コンヴェルスム・ムジクム」「モーツアルト・アカデミー・トウキョウ」「東京ヴォイシズ」「コントラポント」「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」「ラウデージ東京」等の古楽団体の演奏会や録音に参加。
合唱の指導者としては、ピッコリーニのほか、女声古楽アンサンブル「コルニクス」「アルバ」、教会音楽アンサンブル「ユビラーテ」を主宰する。そのうちコルニクスは、2007年の演奏会において、雑誌「音楽の友」の
「コンサート・ベストテン2007」に選ばれたほか、2018年の北とぴあ国際音楽祭で参加公演に選ばれて公演を行い、好評をはくした。また、人気女声ア・カペラグループ「Aura-アウラ」の歌唱指導も担当するほか、青山学院大学の聖歌隊はじめ、多数の団体でヴォイストレーナーを務める。
近年はゴシックハープの弾き語りも始めている。声楽をR. ミュラー、M. リンドハイマ、A. アゼマ、C.
ヘイバー、鈴木美登里、室内楽をJ.ギボンズ、古楽唱法を有村祐輔、ゴシックハープを西山まりえ、ハンドドラムを立岩潤三の各氏に師事。リュートの金子浩氏とのデュオによるアルバム「やすらぎの歌」を2008年秋にリリース、雑誌「レコード芸術」にて
谷戸基岩氏の「プライヴェートベスト5」に選出されたほか、雑誌「たまごクラブ」にて胎教に良いCDとして紹介された。2016年にはリードオルガンの鈴木開氏と、童謡と唱歌のアルバム「この道」をリリース。好評発売中。
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